経営工学とは、企業や工場における生産性の向上を図るために生まれた学問分野です。
フレデリック・テイラーが、作業方法や管理の客観化、合理化を図る科学的管理法に端を発しています。
企業の経営資源である、人、もの、金、情報を総合したシステムの設計・改善・確立に関する活動です。
経営工学は工学的な分析・設計の原理・方法とともに、数学、物理や社会科学の専門知識や経験を利用します。
経営工学は生産を取り巻くさまざまな問題に対処していきます。
研究対象は、企業や工場内の生産部門ばかりでなく、会社経営全般や、国際組織の運営にも広がっています。
品質チェックができる生産システムや人工知能搭載ロボによる自動学習の研究などを行う生産工学もあります。
生産ラインが故障しないためには、いつ機械の部品を交換するかを研究する信頼性工学などがあります。
経営工学には企業の資金を投資・運用する際、最小のリスク で一定の収益を上げる研究もあります。
他にはテクノロジー・マネージメントという、企業の技術開発戦略の研究も存在します。
経営工学で扱う問題は、ほかの工学系統の分野と違って実験室で試してみることはできません。
現場へ出向き、情報を集め、問題点の本質を探り出して改善を図ること、これが経営工学には必要なのです。
必然的に経営工学を修めた者の中には、IT分野へ就職する者も多いようです。